16年11月26日 劇場版艦これ見に行ってきました

結構な分量です。ご注意を。

＜ネタバレ度：０＞
どうも、此度劇場版艦これの公開日だったので早速行ってきました。感想や反転ネタバレについて書こうかと思ったのですが、このブログの形式上、記事一覧のページにてタイトルとサムネと本文が数行示されてしまいます。ということで、現在書いている文章は、そこに表示させるための大した中身のない文となりますがご了承を。まだ何行か続きます。
今日見たのは、12:25～からの上映でして、全席が埋まるほどではありませんでした。6割ぐらい、と言ったところでしょうか、すっかすかで閑古鳥が鳴くよりかは遥かにマシだとは思いますが……ｗ



＜ネタバレ度：１０＞
上映時間は90分です。上映のそこそこ前に入ったのでおよそ110分ほどは館内にいたかとは思います。
やっぱり映画館は暑いですね。
パンフレットやグッズを売っていました。パンフレットは30ページぐらいで1000円、グッズはタペストリーやクリアファイル、プラモデルとフィギュアのセット、フィギュア、ジグソーパズルなどがありました。
とりわけ目を引いたのは、ポップコーンセットです。放映しているすべての劇場に置いてあるのかは知りませんが、定番のポップコーンの容器が第六駆逐隊のプリントされたバケツ（手持ちつき）・5人（大和、加賀、睦月、赤城、吹雪）のプリントされたドリンクカップのセットで\1,500。たまげたなぁ……

＜ネタバレ度：３０＞＠映画の感想
↓ここから反転

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まず、良かったところについて。
・シナリオに筋は通っている　←アニメを反省した
・戦闘シーンが棒立ちじゃない　←アニメを(ry
　→きびきび動いてましたし、躍動感がありました。
※アニメ版の何話か忘れましたが、被弾した翔鶴姉を攫って雨雲の下に行って艦載機を遠ざける瑞鶴のシーンがありました。あれぐらいにぐいぐい動いていました。
・皆さん可愛い
・艦これの世界の考察に深みを与える

続いて、芳しくなかったところ。
・詰め込みすぎて90分にしては急ぎすぎた。2時間～2時間半ぐらいやってもよかったのではなかったか。
　→そうするとストーリーが疎になるかも
・所々に見られた作画に対しての懐疑。多人数・中距離描写で少しう～んとなりました。
・一見さんお断り……アニメを見ていないとなんのこっちゃ分からないでしょう。
・結局提督帰ってこなかったじゃないｗ

これらを踏まえまして、3.2点/5点満点と評価したいと思います。
見て損はしない、日本人大好き「やや良い」、可もなく不可もなく、と言ったところですかね。
アニメ版からしたら大成長だと思いますよ。




＜ネタバレ度：７０＞＠映画の概要
内容について軽く触れていきます。パンフレットに詳しいことは書いてあります。
↓再びここから反転

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ストーリーとしては主に4部＋ENDであったように感じました。
①海の変色
部隊はショートランド泊地、南方海域の攻略を目指しています。新編三川艦隊の6名が夜戦で切り込んでいく中、海が赤く変色していることを確認。輸送部隊撃滅後に泊地へ帰投。

②変色域拡大、敵艦隊集合中
海の変色を受け、金剛隊を変色域へ派遣・調査。
→変色海域は急速拡大していること＋その海域では艤装損傷がみられること　の2点を報告
同時に、二航戦のソロモン外縁哨戒中にとんでもねえ機動部隊を発見、とりあえずちょっかい出してすぐさま帰投。帰投時には五航戦が援護で緊急出撃。

③全力出撃
②のとんでもねえ機動部隊は変色域中心へ向かっており、終結されるとまずいと判断しその前にたたくことを決定。
第一艦隊（一航戦、五航戦を加えた連合艦隊）が、囮として敵機動部隊を引き付ける。
その間に第二艦隊（大和やブッキー達の連合艦隊）が、変色域へ突入。
さらに第三艦隊（二航戦含む連合艦隊）が、第一艦隊の航空支援。
更に更に、最終防衛ライン[どこかで聞いたことが……と思ったらシン・ゴジラだｗ]展開のため、長門旗艦の第四艦隊を展開。総勢42名で南方海域全力出撃を実行。

④最奥
③の第二艦隊（突入組）は、多数の被害を出しながら最奥部へ向かうものの、魚雷を切らした雷巡や大きな損傷を受けた戦艦や軽巡たち6名が回航部隊として帰投を目指す。しかし帰りにも囲みに遭遇。
残り6名の精鋭は最終突入部隊として、アイアンボトムサウンドへ向かう。
最奥へとたどり着いた6名が目にしたのは、赤黒い海から雲渦巻く天へ上る青い光であった。
6名も被害多数、ある理由で吹雪が最奥のさらに最深部へと向かって行く……




＜ネタバレ度：max＞＠映画の詳細、考察
上の①～④に付け加えていく形になります。まだ一回しか見ていないので誤り・抜けがあると思いますがご了承を。メモも取らずに90分の内容で書いているので限界があります。それではまたまた反転↓

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①海の変色
新編三川の6人が夜戦を行うまでに、二航戦と龍驤が上空直掩・対潜哨戒を昼に担っているのですが、それを終えるころ合いに「龍驤がいきなり躓きます」。＼かなりまな板だよこれ！／
同時に新編三川の方も、夜戦の最中に「衣笠が装備に異変を感じます」。
この2つの「」は、のちの金剛隊調査で明らかになるのですが変色海域が原因です。

さらに、今回の根幹・挙句アニメ版3話とも関与することが起きます。
敵輸送船団を片づけたのち、海中に没していく輸送艦の中から女の子が浮上してきます。察しの良い方ならばもう気づいたでしょう。そう、如月ちゃんが復活しました。
開始直後のまさかの展開にむせました。



②変色域拡大、敵艦隊集合中
復活した如月との面会を果たし、感涙する睦月・吹雪・夕立の3人。しかし、先輩たちはすでに見抜いていました。「如月の艦娘としての心は沈んだ。今あるのは確かに如月自身だが、深海棲艦である」と。
長門・陸奥・赤城・加賀・金剛・比叡はこれを秘密案件（D事案？）として口外しないようにします。

そして如月の休む部屋に加賀が向かうと、そこには寄り添う主人公さんたち3人がいますが、加賀は如月の制服の袖（二の腕あたり）があざのように青紫色になりつつあることを見逃しませんでした。そしてゲームすら揺るがすような爆弾発言。
「（可能性の一つとして）艦娘は沈むと深海棲艦となる。逆もあり、深海棲艦を沈めれば艦娘になる（こともある）。そしてその例が私、加賀」
ヲ級だか空母棲姫だか知りませんが、深海棲艦として戦っていた記憶があるというのです。
二律背反とも言えるようなことを聞いた吹雪は、「終わりがない」「なんの為に戦っているのか……」としょ気てしまいますが、赤城さんが「私たちが一人も沈まずに、深海棲艦を全滅できたら」と戦いの終わりを示します。
なるほど、と合点がいく吹雪でしたが、同時に睦月と一緒に「それでは今の如月ちゃんをこの手で沈めなければならない」という状況に再び閉口します。

③④全力出撃/最奥
機動部隊ひきつけの第一艦隊・第三艦隊については一つだけ。
アニメ3話の如月と同じアングルで、敵機直上急降下を受けかけた瑞鶴に対して「瑞鶴！！」と叫んだ加賀さんが今でも頭に残っております。ツンツンしているようで、部下思い。出撃の際も頭を撫でておりました。瑞加賀流行れ
アイアンボトムサウンドの方へ向かう艦隊（第二艦隊）の方へフォーカスします。
第二艦隊は比叡旗艦に、戦艦：大和、霧島　雷巡：北上、大井　軽巡：川内、神通　重巡：加古　駆逐：夕立、暁、吹雪、睦月　というまさかの大和以外全員改二持ち面子です。※大和ももう改二みたいな強さだから実質全員
変色海域に足を進めて以降、各艦の艤装に少しずつ損傷が出てきます。しかし、なぜか吹雪だけは損傷がみられません。お得意の主人公補正でしょうか、恐らく後述の案件と関わってきます。

中枢突入前に、被害度で6名ずつに分けて被害大の方を後退させます。
Ⅰ-回航：比叡、霧島、川内、北上、大井、暁　
北上、大井は魚雷を打ち尽くしたために。比叡、川内は被害が重いため（流血多し）に。霧島、暁は被害軽微に見えましたが、撤退は一般的に軽微ないし無傷の艦をつけて帰らないと、怪我人だけ魔の海域にほっぽり出すのもアレですからね。
しかし、帰り道に囲まれてしまいます。

Ⅱ-突入：大和、加古、神通、夕立、吹雪、睦月
最奥部へ向かっていくのですが、それに伴って敵の攻撃も熾烈を極めていきます。
敵駆逐の魚雷攻撃が吹雪（たぶん吹雪だったはず）に向かっているのに気付いた大和が艤装でドリフトスライディングかまして身を挺して守っているシーンがありました。アニメの素手で砲弾を弾いた金剛姐さんに勝るとも劣らない胸熱シーンでした。ここはお勧めです。しかし中破してしまい、一番艦なのにスケベボディを晒してしまいました。
挙句、ダイソン[戦艦棲姫]が来てしまい「ここは俺[私：大和]に任せて（お前：吹雪は）先に行け！」などと捨て台詞を吐きますが、しっかりと攻撃を食らって大破レベルまで行っていたようです。イベントだったら毛根に悪い。ただし、エロい。

留まることのない敵攻撃にたじろぎますが、その中でも睦月がネ級（重巡）に顔面をわっしと掴まれて水面へ抑え込まれていたシーンがありました、不思議な感情が起こりましたが自重しておきます。
そこでほかの5人は手一杯なので睦月を助けられない！　
※つい最近ツイッターで流れてきましたが、家が火事で消防車が来ない、と嘆いている男の一コマがありましたね。「誰も消防車を読んでいないからである！」
茶番はこのぐらいにして、誰が睦月を助けたかというとまさかの如月でした。
体の色素は薄れて、髪は真っ白、皮膚もいかにも深海棲艦っぽいようにひび割れた感じ。さらに頭から小さい角が生えていました。4-5ボス候補かもしれませんｗ
まだ艦娘としての気持ちが残っているために、泊地から駆けつけてくれたようです。装備はどこから持ってきたのでしょう、明石や夕張がガチギレしそうな気もしますが……それはさておき、闇堕ちしかけの如月ちゃんは意外と強く、睦月と取っ組み合っていた重巡を倒したり（もしかしたら怯ませただけかも）周りの駆逐なども撃退していました。

現状を吹雪以外の5人に任せ、吹雪は最深部へと向かうように諭されます。
ここから映画は結構スピーディーでした。追い付くので精一杯。
最深部は概念の世界と言ったらいいのでしょうか、自分でもよくわかっていないので2回目にもっと気を付けてみないとなと思っている箇所でございます。

最深部へ飛び込んだ吹雪は、水底へ沈んでいく感覚を味わいます。あたりはアイアンボトムサウンド（鉄底海峡）と言われるように彼我の艦船や艤装の残骸が山積しています。
そこで「己の深海棲艦」、つまり吹雪が深海棲艦化したものと対峙します。
悪吹雪「（カタカナ面倒なので普通に書きます）深海棲艦と艦娘は時と海を越えて戦い続ける、疲れたろ？　もう沈もうや、つーか沈めよ」
吹雪「そうだよね……こんな戦いをやっても終わらない……」
精神攻撃は基本、恐らく吹雪の内在意識を描いているのでしょうけども。
ということで本当に沈むんじゃないかという瀬戸際に立ちますが、そうは問屋が卸さない
吹雪「違う違う、私はみんなの希望なんだ！　もう一度戦う！」
己であり己でないモノに打ち勝ち、もう一度海へと浮上します。

直後、暗澹とした海や空は青く蒼く澄み渡って、深海棲艦も昇華します。
どうやらアイアンボトムサウンドを乗り越えたようです。
深海棲艦を倒したことでクリアしたアニメ版とはここが違っていますね。己に渦巻く絶望と希望の均衡（といっても完全に希望寄り）が崩れないときに艦娘であり、それが絶望に傾倒した時沈み、深海棲艦へとなり果てる。
深海棲艦を倒すというのは、自分に勝つことなのでしょうかね。

ここで一度沈んで己に負けて一度現へ戻ってきた如月は深海棲艦であるため、ほかと同様に昇華します。
睦月が寄り添います。
如月「ありがとうって、前の時は言えなかった。だけど今なら改めて言える。ありがとう」
睦月「き゛さ゛ら゛き゛ち゛ゃ゛ん゛！！！」
急降下爆撃で寸分の暇もなく水底へ沈んだ約2年前（我々の2年）の如月は、しっかりと感謝を告げることができました。私は疲れがたまっていて涙もろくなっているときならばここで泣く自信があります。

カットが変わり、帰投。最深部から帰ってきた吹雪はほかの艦娘よりも遅れて帰投します。
精神戦を戦い抜き、疲労困憊で帰ってきたため、背中の艤装や肩にかける主砲もぼとぼとと砂浜に落とし、海上推進用の靴も脱ごうとしたとき、赤城や加賀・先に帰投していた川内や大和たちが温かく迎えます。「おかえり」と。
自分は希望の象徴だと、そう強く信じて生きて帰ってきた吹雪にはしっかりと居場所があることがどれほどうれしく思ったでしょうか。認め合うから居場所があるのです。

～エンドロールが流れます。（ここら辺記憶が怪しいです。順番がおかしいかも……）

この後後日談が始まります。鉄底海峡を乗り越え、日常を取り戻しました。
睦月がおにぎりを作って、3人のお弁当をこしらえています。ここで吹雪は睦月から受け取り出撃に向かいます。
「特型駆逐艦一番艦　吹雪！　抜錨します！」
自信を得て帰ってきたために、このセリフにも自信・意気を感じました。

そしてアニメ3話で睦月が墓参りをしていたあの岬にもう一度行きます。そこにいたのは如月。
こればかりは推測なのですが、本当に如月はいたのでしょうか。2つ選択肢があります。
１：鉄底海峡で昇華したのち、まだ帰ってきていない。墓参りではないが、早く戻ってくることを祈っての演出
２：昇華後、実際に戻ってきた。

「艦娘⇔深海棲艦」というやりとりが「沈む」というスイッチで作動するのであれば、実際に昇華したわけですから、即日というわけにはいかないでしょうが、そう遠くない頃に如月ちゃんは帰ってきたのではないでしょうか。つまり、この後日談は如月ちゃんが帰ってきたときのお話で、実際に思い出深いところで話している。私個人としてもそっちの方がうれしいです。
加賀さんも実際にそうして戻ってきたわけだから有り得そうな気はするんですがねぇ……
ただ、帰ってきてるなら別に岬に行かなくても……と思ったりもします。そこに目をつぶれば私は2番論者です。

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ぐだぐだと書きましたが、これが私のできる限りのネタバレと浅薄な考察です。
最後にネタバレレベルではありませんが、モノ申したいことが。
①みんな足長いし、スカート短いよね！　　
②私は嫁の金剛とお気に入りの大和が拝めたから良いです！　
③もう一つ言っておくと、加賀さんのニーソっていいよね！
性格も相まって私は大好きです！　以上